【後編】親知らずの抜歯とその後に起こりうるトラブルとは?
こんにちは
やのファミリー歯科クリニックです。
今回は前回の続き【親知らずの抜歯の流れ】についてお話します。
当院では、抜歯前に歯科用CTを使用した精密検査を行い、
• 親知らずの根の形
• 神経との位置関係
などを確認します。
処置は局所麻酔を使用し、痛みを最小限に抑えながら行います。
必要に応じて、
• 歯ぐきの切開
• 周囲の骨の削除
• 歯の分割
などを行い、安全かつ確実に抜歯します。
縫合を行った場合は、約1週間後に抜糸をします。
抜歯後に起こりうる合併症・トラブル
① 痛みや腫れ
抜歯後の痛みは個人差がありますが、1〜2週間程度で落ち着くことが多いです。
腫れは術後2〜3日をピークに、1週間ほどでおさまります。
まれに発熱を伴うこともありますが、数日で回復する方がほとんどです。
② 出血
炎症が強い場合や、血液をサラサラにする薬を服用中の方は出血が多くなることがあります。
抜歯当日は唾液に血が混じる程度の出血は正常です。
③ 口が開けにくい・飲み込みづらい(開口障害・嚥下障害)
炎症が頬や喉周辺に広がると、一時的に開口障害や嚥下障害が起こることがありますが、多くは1〜2週間で自然に改善します。
④ 一時的な知覚過敏
親知らずの手前の歯(第二大臼歯)の根が露出すると、**一時的にしみる症状(知覚過敏)**が出ることがあります。
通常、歯ぐきが回復するにつれて落ち着きます。
⑤ ドライソケット
抜歯後に血の塊がうまくできずに、骨が露出してしまう状態(ドライソケット)になると、強い痛みが長引くことがあります。
これは過度なうがいや強い炎症が原因になることがあります。
適切な処置により、数日〜数週間で回復します。
⑥ 内出血(顔や首のあざ)
出血傾向のある方や薬の影響で、頬や首の皮膚が紫〜黄色に変色することがあります。
この内出血斑は2週間程度で自然に治癒します。
⑦ 上顎洞穿孔(上顎の抜歯の場合)
上あごの親知らずを抜歯した際に、まれに鼻とつながる空洞(上顎洞)に穴が開いてしまうことがあります。
小さな穴は自然に閉じますが、大きな場合は手術が必要になることがあります。
⑧ 下唇や舌のしびれ(知覚異常)
下あごの親知らずを抜いた際、下歯槽神経が圧迫されることにより、しびれが出ることがあります。
多くの場合は時間の経過とともに回復しますが、回復には数ヶ月かかることもあります。
ビタミン剤などを用いて、保存的に治療を行います。
※唇や舌の動きが麻痺することはありません。
安心して親知らずの抜歯を受けていただくために
当院では、日本口腔外科学会認定医の院長が抜歯を担当いたします。
難しい症例にも対応しており、患者さまに安心して治療を受けていただける体制を整えています。
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